カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
最新のコメント
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
千代田化工建設、東洋エンジニアリング(TEC)、日揮のエンジニアリング専業大手の決算が出揃った。赤字を続けていたTECもようやく黒字化。久しぶりに揃って黒字化となった。
業績は各社とも好調だが、前年度に比べるとやや減少している。前年同期は3社とも大型受注案件が入っていたため、数字が膨らんでいたが、今回は超大型案件の受注がなかった。超大型案件は数年に1度くらいしかないので、減少したのはやむを得ない。 当初の予想に対しては千代田、TECともほぼ達成したが、日揮は予想を下回る結果となった。日揮はアルジェリアで不採算案件が発生したため。この案件では工事開始直前に、サイトの地下構造に問題があることが発見されたため、客先がサイトを変更した。これに伴うコストの増加分を客先が認めないという事態となった。それが今回20億円。下期でさらに12億円が追加発生する見込みであり、来年度にも10億円が残されるという。昨年、千代田とTECが中間期で赤字案件を公表したが、それに続き日揮でも発生してしまった。磐石に見えても、プラントエンジニアリング事業には落とし穴が各所にある。ある意味、不可避なのかもしれない。 不採算案件の発生には、追加コストに関して客先との交渉をジョブの後に持ってきているという要因もあるように思える。追加コストの発生が確定した時点で客先と価格交渉し、その後にジョブを行うという形にはならないのだろうか? 今年度通期に関しては、3社とも揃って好調な決算となることが期待される。
by hensyutyo1
| 2004-11-12 19:38
|
ファン申請 |
||