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サウジアラビアのヤンブーで建設中のエチレンプラントで米ABB Lummusの現地オフィスがテロリストに襲撃され、プロマネなどが死亡した。これをうけてLummusは現地から外国人を全て引き上げてしまった。
このニュースは日本ではあまり報道されていないが、日本のエンジニアリング会社にとっても大きな衝撃を与えている。サウジアラビアでは東洋エンジニアリング、千代田、日揮、三菱重工業などがプラント建設に携わっているためだ。 日本企業が携わっているプラントの多くは今回テロが起きた紅海側ではなくアラブ湾岸側であり、今のところ、この事件を受けてプラント兼摂サイトから人員を引き上げる動きは出ていない。しかし米国の民間企業をターゲットにしたテロが発生したことで米国の同胞である日本にも危険が忍び寄っている。 最も大きなリスクは日本政府がサウジアラビアからの退避勧告をだしはしないかということだろう。退避勧告が出されれば、日本人スタッフはサウジから撤退せざるを得ない。 そうなればプロジェクトの進捗にも影響が出てくるだろう。 こんな状況のなか、住友化学はラービグでの大型プロジェクトを発表した。ラービグはヤンブーと同じ紅海側にある。リスクが高まっている時期にわざわざ発表したことは何を示しているのか。憶測を呼びそうだ。
by hensyutyo1
| 2004-05-12 13:53
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