エンジニアリング&アザ‐ズ
2006-03-10T19:14:20+09:00
hensyutyo1
エンジニアリングビジネスおよび他の時事問題を語るのだ
Excite Blog
東シナ海日中協議で社説を読み比べてみた
http://enb2.exblog.jp/3319176/
2006-03-10T19:04:57+09:00
2006-03-10T19:14:20+09:00
2006-03-10T19:04:57+09:00
hensyutyo1
未分類
中国側が新たに提案した内容についても、少々意外ではあったが「中間線を跨いでの共同開発を」という日本の提案に対する一つの答えとして、ありうるものだと考えられる。だが、報道では領土問題と絡め「受入れがたい」とする主張が多かった。
ポイントは、①ガス田開発の中止とデータ提供を中国が再び拒んだこと、②新たに中国側が提案したものが尖閣諸島付近での共同開発を含むものであったこと、の2点のみである。①については、そもそも日本の申し入れの内容が極めて非常識であるという正しい認識さえあれば、当然の結果と受け止められるだろう。②についてはやや微妙だが、単に「時間稼ぎ」ととるか「検討に値する」ととるかで大きく立場は異なる。その後の報道によると、尖閣諸島の領海を含まないものであるということなので、領土問題と絡めて「受け入れるべきでない」というのは、極めて短絡的な主張であったといえる。
新聞各紙は3月8~9日にかけてこの問題を社説で取り上げたが、その中身には基本的な認識が不足しているものも見受けられた。今回は、各社説を論評してみた。
朝日新聞は3月8日の社説で東シナ海のガス田に関する協議について触れているが、その内容は単に日中での協議を続行させることを期待するに留まっており、ガス田開発の戦略に関する記述は見受けられない。どの新聞でも、読んでさえいれば誰にでも書ける文章であり、論評に耐えうるものではない。
http://www.asahi.com/paper/editorial20060308.html
日経の3月9日の社説は「共同開発は中間線付近に限定すべきだ」というタイトル。
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20060308MS3M0800508032006.html
内容は散漫である。春暁ガス田の開発中止と開発データの提示を求めるという日本の要求が非常識であることに気付いておらず、「中国の対応に誠意が感じられないのは残念だ」と嘆いても意味がない。
今回の中国側の提案については「時間稼ぎと捉えられても仕方がない」と延べながら、後段では「尖閣諸島周辺は有望海域であると同時に、中国は同島を自国領と主張している」と中国側の戦略性に言及し、「安全保障上からも受け入れ難い」という。有望な海域ならば、領土問題にかかわらずその海域での共同開発も検討可能なはずである。まなぜ安全保障上問題となるのかの説明もない。よく吟味されていない文章の典型のようなものだが、結局は従来の日本の提案を是としているだけで、政府見解を追随しているに過ぎない。
とはいえ、さすがに日経は、日中間のEEZ(排他的経済水域)の係争の内容についてはきちんと把握しているように感じられる。
これに対して読売新聞の3月8日社説は、境界線の位置関係すら混乱している。「中国がEEZの境界を日中中間線だと認めるなら、開発海域は中国のEEZとなるが、中間線を認めない現状では係争中の海域だ」。これはトンデモない間違いである。中国が開発している海域は全く係争の対象から外れているのは明らかだ。意図的であれば、これは、読者を「中国=悪」というイメージに誘導する為の悪質なウソである。「日本と争いのない中国近海で行っている」という中国の主張は正しい。
社説の結語の「主権と権益を守る日本の意志を明確に示すことが、国際ルールに反した行動を中国に自制させることにつながる」は、基本認識が間違っているので、論理として成り立たっていない。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20060307ig90.htm
産経新聞は、二階俊博経済産業相の日中協調路線を叩いている。同氏の試掘否定発言に対して、「心配」というが、現状では日本単独での試掘は賢明な策とはいえない。しかも最後には「中国の既成事実化を許さないためには、日本も海上保安庁や防衛庁などが協力し、万全の体制で試掘が行えるよう準備を急ぐべきである」としている。これでは東シナ海を紛争の海にしたいように見える。
さらにいえば、「親中派の取り込みを狙う中国の分断工作には、重ねて警戒が必要だ」は、ほとんど妄想に近い。もっと問題の所在を吟味して、明確にした上でないと主張にすらならなない。
http://www.sankei.co.jp/news/060308/morning/editoria.htm
今回、最も良かった社説は毎日新聞だ。3月9日の「ガス田協議 熱くならずに粘り強く」は、問題の要点をしっかりと押さえている。EEZと領土問題が別物であることをはっきりと示している点や、中国が独自で投資し、開発を進めてきたガス田を中止できないこと、さらに東シナ海での開発が「埋蔵量やコスト面で採算が合うのかどうか」という指摘も極めて的を得たものだ。
ただ、今回の中国の提案に対して「わざわざ領土問題をからめてきた中国の対応は問題をこじらせるだけだ。日本は中国提案に乗る必要はない」という冒頭の主張は、情報が開示されていない段階ではしかたのないものであるにせよ、いささか拙速に過ぎたように思う。
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20060309ddm005070114000c.html]]>
竹中平蔵はECAを知らない!?
http://enb2.exblog.jp/2735662/
2005-11-30T14:27:01+09:00
2005-11-30T14:27:01+09:00
2005-11-30T14:27:01+09:00
hensyutyo1
未分類
エンジニアリング・ビジネス誌12月1日号で、ECAの機能は国が本来持つべき機能であり、国内向けの政策金融とECAをごちゃ混ぜにして一本化するのは乱暴な議論であると書いたが、やや時期を逸した感もあり、残念だ。とはいえ、会議後の記者会見で与謝野大臣は「(国際協力銀行については)輸出入金融、あるいは海外におけるプロジェクトファイナンス、あるいは飛行機をはじめとする輸入金融等々、実態は我々、本当にはよくわからない。1日、2日で結論の出る問題ではない。…官房長官のもとで5名程度の有識者に集まっていただいて、あらゆる角度から御検討いただき、どういう仕事の振り分けにするか、援助機能というのは外交上重要な機能としてどういう担い手がふさわしいかということを含めて、御議論をいただくことになった」としている。まだ望みは残されている。
ところで、28日に公表された22日の会議の議事要旨を読んで驚いた。谷垣財務相や麻生外務相がJBICの一体化の維持を表明、民間議員もJBICの機能を国内向けの政策金融機関と統合することについて慎重にすべきとの意見が出されていた。これに対して、竹中平蔵大臣は「私はその議論が良くわからない」と発言している。
それに続いて、「中小企業の融資と国際融資には、やはりエコノミー・オブ・スコープが働くと思う。だからこそ東京三菱銀行も三井住友銀行も、100 万円の個人融資と国際融資を分けていない。それが金融の世界の常識であると思う」
ECAは国が持つべき特別な機能である、ということをこの大臣は全く知らないのである。あまつさえ、民間銀行による通常の融資と、「政府保証」の意味合いも含まれている国際的な制度金融の違いさえ理解していないのだ。 この程度の知識しか持ち得ない人に改革を進めて欲しくない。
民間銀行がJBICの保証なしで海外の大型プロジェクトに対するプロジェクトファイナンスを組成したことなどない。こんなことでも、ECAとしてのJBICの必要性は分かりそうなものだが、竹中さん、あんた本当に金融機関で仕事してたの?
]]>
東シナ海ガス田は共同開発で
http://enb2.exblog.jp/2293187/
2005-10-06T20:17:17+09:00
2005-10-06T20:16:38+09:00
2005-10-06T20:16:38+09:00
hensyutyo1
未分類
日中中間線(EEZ)の中国側に関しては中国がオウンリスクで既に開発を進めている。今更この海域を日本と共同開発とする意味が中国側にあるわけがない。中国が求めているのはEEZの日本側海域での共同開発なのである。これによって、日中が双方とも国益を守りつつ、開発を行うことができると、中国は考えているのだ。
また日本側は共同開発を提案しつつ、再び開発中止とデータの提供を要求した。これも中国は拒否する。一体誰が、自らリスクを取って、資金を投入して得たデータを赤の他人に渡すというのだろう。日本側の要求はあまりに非常識だ。また、開発中止要請も非常識だ。日本も認めている中国の排他的経済水域での中国独自の開発計画に、日本が中止を求める権利はない。この一連の問題に対する日本側の言い分は「ごろつき」と同じ、自分勝手なものでしかない。今まで世界でこんな非常識な要求をした国を見たことがない。
それでも、今回共同開発を提案したことは日本が前進したという点で有意義であった。今回の協議の報告に対して、自民党の議員からは「弱腰だ」との意見も出たというが、その議員はあまりにもこの問題に対して無知であることを、自ら証明してしまったことになる。
カタールの世界最大のガス田、ノースフィールドは、カタールとイランの境界線を越えて伸びており、北側はイランのサウスパースと呼ばれている。カタール側は積極的にガス開発を進めているが、イランはあまり進展していない。それぞれの国がそれぞれに開発を行っており、問題はない。東シナ海の資源問題では、国内に中国を資源泥棒呼ばわりする声もあるが、これは全く筋違いなのである。世界の常識から見れば、たとえ同一ガス田であっても、境界を越えれば他国の資源として捉え、その比率を協定で決めるしかない。
ところが、東シナ海の場合はそれほど単純ではない。境界線の主張が日中双方で異なっており、確定されていないのである。従って、中国はこれまで日本との係争のない海域のみで開発を進めてきた。これに対して日本はEEZの日本側で独自開発しようと考えている右よりの人々がいるが、境界が画定されていない以上、その海域は「公海」であり、排他的に開発を行うことはできない。要するに利害関係にある中国と協調しなければならない。こうした事情を理解していないものたちが、日本の主権を侵害されたかのように騒いでいるが、全く無意味である。
この問題は共同開発するしか解決の方法はない。しかも、この資源を日本に持ってくるのというのは、現状では殆ど採算性が見込めない。
日本が資源に対して利権を設定し、生産物分与協定を結んだ後、生産物を中国に送り、日本は取り分だけ代金を貰うというのが、最も現実的な方法である。これ以外の手法では日本が多大なリスクを負わねばならなくなり、国益が損なわれることになると考えられる。
資源の量や質によっても異なるだろうが、利権設定は中国がメジャーを取ることが望ましい。これによってリスクを中国に押し付けられるし、日本は利益を多く取れることになる。
資源開発は愛国心だけで進められるものではない。そこには冷徹な経済計算が必要だ。でなければ利益を得ることはできない。東シナ海の資源問題で、いたづらに強硬手段を求めるものたちは無知な子供と同じだ。真の国益とは何かを理解すべきだ。
]]>
産経、日経の捏造記事
http://enb2.exblog.jp/2045126/
2005-06-24T18:55:19+09:00
2005-06-24T18:55:45+09:00
2005-06-24T18:55:45+09:00
hensyutyo1
未分類
遺棄化学兵器処理事業では、中国ハルパに処理施設を建設する予定であり、以前この事業でパシフィックコンサルタンツインターナショナルと日揮がPMC業務を受注していた。プラント建設費とその処理費用を合わせて1兆円というのであれば、プラント業界にとっては一大プロジェクトの出現となる。
それ以前に日経新聞が約2000億円のプラントの建設で年内にも入札が行われる予定だ、という記事を書いていた。
このような大規模プロジェクトで入札が間近となれば、その詳細を明らかにしなければならない。
早速、処理事業を担当している内閣府遺棄化学兵器処理担当室に取材をかけてみた。
驚いたことにこの二つの記事はいずれもデマカセであった。
遺棄化学兵器処理事業は現在、ハルパの処理施設の規模や構造について日中双方の話し合いが進められているという。設備の詳細が決まっていないのに、金額が出るはずもない。実際、「日中双方とも金額の話はしていない」と担当室は記事を前面否定した。
産経新聞の記事では、遺棄化学兵器の輸送の危険性から、ハルパの施設のほか、複数の地域にサブプラントを建設し、各地で処理するという提案が中国から出され、その提案を日本側で「非公式に」試算したところ、1兆円という数字が出たとしている。
しかし、現在話し合われているのはあくまでハルパの施設に関することのみであり、複数設置案など一切出ていない、というのだ。
一体、産経新聞や日経新聞はどういうソースからの情報で記事を書いているのか。直接事業を担当している部署に電話を一本かけるだけで、事実がわかるといういのに、それすらしていない。それで本当に「取材をした」といえるのか?
さらに産経新聞の悪質なところは、このデタラメな記事をベースに、同紙のコラム「産経抄」で中国側を批判、返す刀で化学兵器処理を定めた国際条約の締結すら批判している。そもそもの事実が全く根拠のないものであるにも係らず、コラムに採用する段階でも事実確認の一つもしていない。あきれたものである。
結局、産経はただ中国を叩きたいだけなのだ。そのためならば、事実であろうがなかろうが関係ないようだ。新聞としての基本的な機能を失っているのではないか。]]>
千代田化工社長TV出演
http://enb2.exblog.jp/1746668/
2005-03-14T12:33:40+09:00
2005-03-14T12:32:00+09:00
2005-03-14T12:32:00+09:00
hensyutyo1
未分類
番組のなかで関社長は、LNGプラント建設に強みがあること、LNGの需要は今後も高まっていくのでプラント建設需要もまだ見込めるということ、そして巨大化するプロジェクトに対してITシステムを構築し、信頼性の高いプロジェクト遂行力があることをアピールしていた。
それにしても、司会が最初に「なじみの薄い業界なので…」と関社長に説明を求めていたが、正直言ってテレビの短い時間でこの業界を説明しろと言われても難しいものがある。関社長もできるだけ専門用語を使わずに平易に説明しようとしていたようだが、うまく説明できたかどうか…。「プラント」とか「プロセス」という言葉で、業界を知らない人はすぐにつまづいてしまうのではないか。この業界を一般にわかりやすく説明することは非常に難しいと思う。
しかし、こういえばどうだろう?「ゼネコンと違って受注工事の8割が海外なんですよ」。これだけでまず関心を集められるのではないだろうか。そのあとに「化学や石油、発電などの巨大な生産施設の建設を請け負う仕事です」と説明してやればいいのではないか。
これで上手く説明できるかどうかはわからないが、少なくともこの業界に興味は持ってもらえるように思う。
]]>
エンジ3社の中間決算
http://enb2.exblog.jp/1304287/
2004-11-12T19:38:37+09:00
2004-11-12T19:36:42+09:00
2004-11-12T19:36:42+09:00
hensyutyo1
未分類
業績は各社とも好調だが、前年度に比べるとやや減少している。前年同期は3社とも大型受注案件が入っていたため、数字が膨らんでいたが、今回は超大型案件の受注がなかった。超大型案件は数年に1度くらいしかないので、減少したのはやむを得ない。
当初の予想に対しては千代田、TECともほぼ達成したが、日揮は予想を下回る結果となった。日揮はアルジェリアで不採算案件が発生したため。この案件では工事開始直前に、サイトの地下構造に問題があることが発見されたため、客先がサイトを変更した。これに伴うコストの増加分を客先が認めないという事態となった。それが今回20億円。下期でさらに12億円が追加発生する見込みであり、来年度にも10億円が残されるという。昨年、千代田とTECが中間期で赤字案件を公表したが、それに続き日揮でも発生してしまった。磐石に見えても、プラントエンジニアリング事業には落とし穴が各所にある。ある意味、不可避なのかもしれない。
不採算案件の発生には、追加コストに関して客先との交渉をジョブの後に持ってきているという要因もあるように思える。追加コストの発生が確定した時点で客先と価格交渉し、その後にジョブを行うという形にはならないのだろうか?
今年度通期に関しては、3社とも揃って好調な決算となることが期待される。]]>
Alstomと三菱が?
http://enb2.exblog.jp/339454/
2004-05-27T18:18:52+09:00
2004-07-20T03:49:14+09:00
2004-05-27T18:18:52+09:00
hensyutyo1
未分類
相手がAlstomだから、やはりこれは世界的な重電メーカーの一つである三菱重工を意識した言葉と考えるのが妥当だ。
Alstomは経営危機に陥っており、フランス政府からの支援を受けることになっている。その救済プランは、フランス政府がAlstomに出資するというものだが、EUから“規定違反”として審査となり、暫定的に融資に切り替えていたが、ようやくEUとフランス政府との合意が成立、出資が認められた。その代わりとしてフランス政府は、EUの4年以内にAlstomが重要事業で民間企業とのパートナーシップ、あるいは事業売却を行うという条件にも同意した。
その相手先の一つとして三菱重工の名前が出てきたということだ。
従来、Alstomのガスタービン事業をSiemensにTGV(高速鉄道)事業をフランス国営原子力企業が買収するという案が出されており、やはり欧州内でまとまるのが筋だろうが、フランス国内でもAlstomへの出資を躊躇されているという。そういう流れのなかで三菱重工の名前も出てきた。しかし、当の三菱重工は、具体的な話があるわけではないと否定した。
実際、三菱重工は既にガスタービンを保有しており、ABB技術のAlstomガスタービンを欲しがる理由はない。Siemensにとっても、TGVははっきり言っていらない事業だ。ガスタービンならば欧米でのシェアアップにつながるだろうが、利益につながった試しのないABBガスタービンが欲しいだろうか。おまけにSiemensは自社開発のものに加えて、米WHのガスタービン事業を吸収している。これ以上異なる技術のガスタービンはいらないのではないか。また米GEははなからAlstomには関心がない。
そう考えるとAlstomガスタービンの相手先には、以前からABB技術を採用している川崎重工業の方が相応しいように思える。川崎重工にとっても世界トッププレイヤーの仲間入りするチャンスと言える。これが実現したら、面白いことになりそうだ。]]>
京都議定書達成は無理と経済省が認めた
http://enb2.exblog.jp/297163/
2004-05-19T15:00:23+09:00
2004-07-20T03:49:14+09:00
2004-05-19T15:00:23+09:00
hensyutyo1
未分類
2030年時点の見通しをエネ調がまとめたのはこれが初めてのことであり興味深いものがある。しかしそれにもまして、注目されるのが2010年の見通しの方だった。
こちらは2030年に比べより現実的なデータが提供されている。例えば原子力発電の新規設置数は、現在既に建設が進められている4基だけと想定。新エネルギーも省エネルギーもこれまで政府として掲げていた目標には届かないとしている。
その結果、日本の二酸化炭素排出量は現在よりもさらに増えてしまうという結果となった。また、現在進められている政策を全て実現したとしても、1990年レベルまでは下げられず、さらなる追加施策を実施してようやく1990年レベルに引き下げられるという。すなわち、どう計算しても、京都議定書に示された第一約束期間の間に1990比マイナス6%という目標を達成することはできないということが明らかになった。
いわば経済産業省がシャッポを脱いだようなものである。
これまで多くの人が京都議定書の達成は難しいと言ってきている。それを裏付ける試算を役所が出したことは実に画期的といえる。地球温暖化対策はそんなに生易しいものではないということを初めて政府側が認めたのだ。
この試算結果は様々なところで波紋を呼ぶことになるだろう。達成できないとすればどうするのか。漸く、現実的な議論ができる下地が整ったようだ。
]]>
TEC、今年こそ
http://enb2.exblog.jp/286314/
2004-05-17T10:57:55+09:00
2004-07-20T03:49:14+09:00
2004-05-17T10:57:55+09:00
hensyutyo1
未分類
業績は直前の予想通りで約64億円の赤字。サウジのペトケミの不採算工事の影響の一言につきる。これがなければ黒字達成、さらには悲願の復配実施も可能だったかもしれない。
一方、受注高は目標を上回る2415億円を達成。手持受注高は3505億円とほぼ2年分に達している。
サウジの反省を踏まえてTECでは、5月1日付けで機構改革を実施した。「エンジニアリングの基本にもどる」がその理念だという。
サウジのプロジェクトには顧客側の問題もあった。
TECとしては今回の件を今後にどう活かすか。それが大きな課題だ。
今年度、TECは受注・売上とも1800億円。利益は35億円の達成を目指す。受注が充分につみあがっているだけに、特別な問題がなければ達成できる。そして今度こそ復配を実施したい考えだ。
]]>
今年の環境設備商談がスタート
http://enb2.exblog.jp/263904/
2004-05-12T14:08:45+09:00
2004-07-20T03:49:14+09:00
2004-05-12T14:08:45+09:00
hensyutyo1
未分類
東京23区一部清掃事務組合の世田谷清掃工場建設工事を川崎重工業が落札した。
規模は150t/d×2炉、灰溶融炉60t/d×2炉。金額は158億8,000万円。トンあたり価格は灰溶融炉込みで3,780万円。
豊橋市のプラスチックごみ処理設備は三菱レイヨンエンジニアリングが落札。処理能力は29t/d、価格は10億3582万円。トンあたり3,572万円。
昨年度のごみ焼却炉の発注量は合計で3,600t/d。トン当たり平均価格は3,200万円だったという。
今年は18件3,900万トンと見込まれている。このうちストーカ炉が4件、ガス化溶融炉が10件、形式未定が3件、その他1件という。
昨年より若干発注量は多い。今回の世田谷でもトン単価は昨年度平均を上回っている。昨年度のような実績作りのための低価格入札の可能性も低い。依然として低水準の発注量だが、価格面ではやや持ち直すか?
]]>
サウジアラビアのリスク
http://enb2.exblog.jp/263855/
2004-05-12T13:53:35+09:00
2004-07-20T03:49:14+09:00
2004-05-12T13:53:35+09:00
hensyutyo1
未分類
このニュースは日本ではあまり報道されていないが、日本のエンジニアリング会社にとっても大きな衝撃を与えている。サウジアラビアでは東洋エンジニアリング、千代田、日揮、三菱重工業などがプラント建設に携わっているためだ。
日本企業が携わっているプラントの多くは今回テロが起きた紅海側ではなくアラブ湾岸側であり、今のところ、この事件を受けてプラント兼摂サイトから人員を引き上げる動きは出ていない。しかし米国の民間企業をターゲットにしたテロが発生したことで米国の同胞である日本にも危険が忍び寄っている。
最も大きなリスクは日本政府がサウジアラビアからの退避勧告をだしはしないかということだろう。退避勧告が出されれば、日本人スタッフはサウジから撤退せざるを得ない。
そうなればプロジェクトの進捗にも影響が出てくるだろう。
こんな状況のなか、住友化学はラービグでの大型プロジェクトを発表した。ラービグはヤンブーと同じ紅海側にある。リスクが高まっている時期にわざわざ発表したことは何を示しているのか。憶測を呼びそうだ。
]]>
国内初のエンジニアリング・ブログ開設!
http://enb2.exblog.jp/216072/
2004-04-30T17:51:25+09:00
2004-07-20T03:49:14+09:00
2004-04-30T17:51:25+09:00
hensyutyo1
未分類
どうぞよろしく。
いよいよ決算発表の時期。
決算レクチャー廻りが忙しくなってくる。
三菱重工業の決算レクチャーが4月28日に行われたが、三菱自動車の件があったため、テレビや一般紙が押し寄せた。当然、質問は殆どが自動車の話で時間が長引いた。
ちょっと待って欲しい。普段は顔を出さないくせに同じ質問ばかりで時間をかけるな。
三菱重工をよく知っている専門記者も大勢いるのだ。専門分野の質問ができない。
自動車の話だけで、重工という会社が分かるのだろうか?
世の中のマスコミはテレビだけではない。専門分野のマスコミの力を無視するな。もっと我々を使って欲しいと思う。]]>
https://www.excite.co.jp/
https://www.exblog.jp/
https://ssl2.excite.co.jp/